japanjoboji blog

浄法寺漆産業 一人社長のブログです。 漆の産地、岩手県浄法寺の漆や漆器のこと、その他いろいろつづります。

漆の実

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漆がたわわに実りました。まだ青々としています。

「漆の実のみのる国」という米沢藩上杉鷹山の藩政改革を描いた藤沢周平の時代小説がありますが、まさにこれが漆の実です。殖産興業の象徴として漆の実が登場します。

漆の採取ではなく、実から採れる蝋が和ろうそくの原料となるのですが、100万本の漆植栽を夢見た藩主の生涯です。

 

 

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残念ながら米沢藩の木蝋は西国の櫨(ハゼ)蝋により市場から駆逐されてしまいます。櫨も同じウルシ科です。

100万本植栽計画が成功していれば、日本の漆生産の中心は山形になっていたかもしれませんね。
現在漆の木が多く植栽されている地域は岩手県北部で、最低でも20万本の植栽実績があります。

漆の実のみのる国〈上〉 (文春文庫) 藤沢 周平 
https://www.amazon.co.jp/…/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_P0zDzb39JSRJ5

 

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