japanjoboji blog

浄法寺漆産業 一人社長のブログです。 漆の産地、岩手県浄法寺の漆や漆器のこと、その他いろいろつづります。

漆掻きの俳句

漆掻きの俳句、

探したらいろいろあるものですね…

 

 

ことし掻けば枯るゝ漆や初嵐 河東碧梧桐


冷かや漆かぶれを掻きむしり 野村喜舟


声とどくところにゐたり漆掻 宮津昭彦


子を負ひし女は漆もう掻かず 萩原麦草 

 

山の子を従へ来たる漆掻き 萩原麦草 


山の裏独りさわがす漆掻き 加藤知世子


山中一湖の光り山中漆掻く一人の男 安斎櫻


山長者貢の漆掻きにけり 菅原師竹


掻すての漆林や紅葉せり 鈴木元


方舟のため葭を刈る漆掻く 柚木紀子


晴れつゞき十日余りの漆掻 岡本癖三酔


木から木へ村から村へ漆掻き 南雲 糸虫


林中に音返す岩漆掻く 中戸川朝人 


樹にのぼる身の音かばかば漆掻き 加藤知世子


水の冷え漆掻き来て谷わたる 上村占魚


漆の木裏表なく掻かれあり 高橋 卯木


漆店こまかに掻きし夏炉かな 伊藤敬子


漆掻あたまのうへや鵙のこゑ 加舎白雄


漆掻き子が土くれを投げて呼ぶ 加藤知世子


漆掻き溜めし鼻歌樹を下りる 加藤知世子


漆掻くあたまのうへや鵙のこゑ 白雄


漆掻く日和つゞきや赤蜻蛉 大須賀乙字


漆掻く溝くろぐろと天台寺 高杉利十

 

漆掻く肉一塊や女なし 原月舟

 

漆掻く袖さへわびし鳥の糞 尾崎紅葉


漆掻谷へ向けたる背中かな 野村喜舟


漆掻負けると言ひて髭剃らず 小川界禾


漆掻通れば童みな逃げぬ 川口哲郎


空谷に木魂して掻く漆かな  岡本癖三酔


箆挟む指胝も古り漆掻  畠山若水


素十忌に一人は羽後の漆掻 友常愛慕


素半纏しばる縄帯漆掻 吉川葵山


縄帯をしめて少女や漆掻 下斗米八郎


追ひつめられて奥能登の漆掻く 牧長幸子


間道は知れど語らず漆掻 巌谷小波


霧立ちや壺際乾く掻き漆 菅原師竹


風悲し掻れしあとの漆の木 尾崎紅葉