japanjoboji blog

浄法寺漆産業 一人社長のブログです。 漆の産地、岩手県浄法寺の漆や漆器のこと、その他いろいろつづります。

京都、山口出張

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少し前になりますが、京都と山口へ出張してきました。

旧知の漆の知り合いや中学校時代の同級生との再会、新商品の打ち合わせなどなど盛りだくさんの出張となりました。

花巻空港から伊丹空港に着いて、まず向かったのが京都・宇治で木工をされている臼杵春芳さんの工房。
臼杵さんは3年前に漆掻き研修で浄法寺に来られ、熱心に漆掻き技術を習得され、京都に戻った後も地元で漆掻きをしながら自分の創作をされています。自ら採った漆をふんだんに使った作品です。しかも木地まで漆の木を使ったり、国内でも珍しい作風というか、その荒々しさが一つの魅力になっています。

京都にはまだ自生の漆があって、結構太いサイズのもあるようです。ただ、漆掻きの伝統は既になくなっていて、巨木化した漆が点在しているような状況みたいです。その中から苗木を育てて宇治周辺に植えられないか動いているとのことでした。

臼杵さんとお別れした後は京都駅からほど近くにある「おわんや巧」さんへ。ここのオーナーである大塚さんのブログは時々拝見していて、岩舘さんをはじめ国内の有名な作家さんの漆器はほぼ網羅しているような素晴らしいギャラリーです。最近facebookで少しお話したのをきっかけに、休日にもかかわらずお邪魔してきました。(写真を撮るの忘れてすみません‥)
大塚さんは秋田のご出身。今度お盆に帰省するときに浄法寺の漆掻きを見たい!ということで、浄法寺での再会をお約束してきました。

そして京都の夜は、祇園…でなく、京都大学で経済学を教えている中学・高校の同級生と15年ぶりに会い居酒屋で一杯飲んだのでありました。

翌日は新幹線で山口へ。実は岡山から西の中国地方には一度も行ったことがなく、今回はじめての山口県入り。
実はここにも中学時代の同級生がいたりして(笑)。山口県立大学でデザインを教えている山口君がその人で、数年前から二人で構想していた件で打ち合わせに来たのです。
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こちらは山口市にある家具工房の鳳山堂さん。厳選した銘木でテーブルなどの家具を作っています。山口研究室と連携して新商品を開発しています。今後は漆を使った商品も…

そしてこちらは萩市にある萩ガラスさんです。
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ここは全国でも珍しい、原石を採石するところからガラス原料を取り出しているガラス工房です。そして国内唯一のダイヤモンドダストガラスを生産しているのです。内ひび貫入ガラスといわれるものです。

私も吹きガラスを体験してみました。一般的な軟質ソーダガラスではなく、硬質カリガラスと呼ばれるもので、1520度で溶解させます。暑くてたまりませんでした…でも出来上がったガラスはとても素晴らしい!
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既に会津塗とコラボした商品もあるみたいでしたが、今回はちょっと趣向を変えたコラボを計画しています。同じ国産の原料(しかも地元の)にこだわり、素材の魅力を引き出そうとする姿勢はこちらとまったく同じ。遠く離れてはいますが、本州最東端の岩手と最西端の山口とのコラボ、お楽しみに!