japanjoboji blog

浄法寺漆産業 一人社長のブログです。 漆の産地、岩手県浄法寺の漆や漆器のこと、その他いろいろつづります。

漆掻き、もう始まっています

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今シーズンの漆掻きが始まりました。早い人は6月上旬から、遅い人は下旬から採り始めています。

漆掻きの流儀もそれぞれの職人によって様々で、それが最終的に漆の品質や質にも繋がってきます。またその年の天候や選んだ木の種類によっても差が出ます。浄法寺の漆といっても様々な種類があるのですよ。

漆掻きで一番はじめに付ける傷を「辺付け」とか「目立て」いいます。漆の木に「これから採るよ」という合図を送るのです。このときは漆は採りません。また、これから付ける傷の基準ともなります。


ここ数日雨が続いていますが、雨の日は漆は採りません。傷口が雨で滲みると漆の質に影響するのです。ただし漆掻き職人が休めるのはこの雨の日だけで、あとはずっと山に入ります。
これから暑くなっていきますが、お盆の頃が一番いい漆が出るので、それまで漆の木を「つくる」ために丹念に漆を掻いていくのです。