japanjoboji blog

浄法寺漆産業 一人社長のブログです。 漆の産地、岩手県浄法寺の漆や漆器のこと、その他いろいろつづります。

漆が漏れた

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昨日の午前中、事務所でもくもくと仕事をしていると、岩手県工業技術センターにいる猪狩さんから電話。

「なんか、松沢さんの漆樽から漆が漏れているみたいです」
「えっ」
「早く来たほうがいいですよ」

漆樽がパックリ割れて、ドバドバと漆が漏れている様子を想像してしまったのですが、どうもそうではないらしい。聞くと、樽に少しヒビが入って、そこから少しずつ漆が滲みでているようだったので、急いでセンターへ。

幸い、樽全体をゴミ袋で覆っていたので床一面漆まみれということにはなっていなかったのですが、ゴミ袋の一部が破れていたらしく、そこからジワジワと床に滲みでていました。
樽の数カ所にヒビが入っており、そこから漏れているようです。2週間前に見たときには何も問題なかったのだけれど...

猪狩さんの力を借りて、新しい五貫樽に移し替えました。床も掃除して、滲み出た漆や樽に付着した漆は後できちんと濾して精製することにしました。貴重な漆ですから無駄にはできません。

それにしても、樽から漆が滲みでたというのは問題ですね。
どうも、センターの保管部屋の空気は少し乾燥気味らしいのです。本当はずっと漆樽で保管したいところですが、木の樽だと徐々に水分が抜けていくし、壊れる可能性もないわけではないので、漆を適度な状態で保管できる容器に切り替えていかなきゃないですね。