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japanjoboji blog

浄法寺漆産業 一人社長のブログです。 漆の産地、岩手県浄法寺の漆や漆器のこと、その他いろいろつづります。

漆樽

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 漆は杉でできたこのような樽に入れられて出荷されます。
 ご覧の通り独特の梱包です。漆に密着するように(空気に触れると酸化するので)蓋紙をあてて、同じ杉製の蓋をした上に緩衝用の輪っかを入れて荒縄でぐるぐる巻きにします。昭和初期の漆出荷時の写真も同じような梱包をしていましたから、長い歴史がある方法なのです。
 私は梱包したことはありませんが、職人はいともたやすく梱包しちゃいます。最近は荒縄ではなくビニール紐で代用することも多いです。樽のサイズは5、3、2、1貫目とそれぞれあります。最近多く出るのは1貫目樽ですね。

 貴重な漆がたっぷり入っているので、こぼすと大変なことになります。共進会(品評会)の時などはたくさんの漆樽が集合するのですが、こないだも樽に足をひっかけてこぼしそうになった人もいました。

 それにしても、この樽だけでも文化的価値があると思いませんか?この漆専用樽を作っている樽屋(桶屋)さんは岩手県内に一軒しかありません。

 ちなみにこの写真は私が県で浄法寺漆を担当していた時に撮影されたもので、二戸市の漆器販売施設・滴生舎のパンフレットに使用されました。認証ラベルは樽に合わせてデザインされたものです。
 それまでは重量を記載した紙をベタッと貼っただけの素っ気ないものでした。

 現物は県二戸地方振興局の1階ロビーに漆の巨木とともに展示されていますので、お近くの方はぜひどうぞ。

 このたび写真家の小池さんから使用許可をいただき、WEBページに掲載することになりましたので少しお披露目です。


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