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japanjoboji blog

浄法寺漆産業 一人社長のブログです。 漆の産地、岩手県浄法寺の漆や漆器のこと、その他いろいろつづります。

東京その1

うるしのこと

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 東京出張の一日目は明治神宮での「うるしの日」諸行事への参加でした。
 漆生産組合の佐藤組合長と二戸市の職員の方と3人で出張してきました。明治神宮は初めて訪れたんですが、とても東京は思えない鬱蒼とした森の中にあって、一瞬浄法寺にいるのかと錯覚してしまいました(嘘)

 実は11月13日は「うるしの日」なのです。半ば伝説ですが、文徳天皇(827-858)の第一皇子惟喬(これたか)親王が、京都の法輪寺に参籠(寺にこもって修行・祈願すること)し漆の製法を全国に広めたと言われています。
 親王は「我が法輪寺盛んなれば、漆業もまた盛んなるべし、若し我が寺衰うるときは漆業も衰うべし、ゆめおろそかにすべからず」と遺戒したそうで、以来親王が寺に参籠した満願の日である11月13日に「報恩講」を設けて供養しているとのこと。この由緒ある日を「うるしの日」と定めたわけです。
 また、惟喬親王はろくろ挽きの技術を全国に広めたとも言われていますね。 


 さて、今回の主催者である社団法人日本漆工協会という漆関係者の団体がありまして、浄法寺漆生産組合の組合員が協会から毎年表彰を受けています。今年は横浜正男組合員が優秀漆工技術者として受賞し、今回は組合長が代理として出席しました。

 普段は漆工協会とはお付き合いがあまりないのですが、漆関係者がこれだけ集まると漆業界というものをはっきりと意識してしまいます。偉い方々ともお話することができました。皆さんにこやかに楽しそうに参加されていたのが印象的でありました。
 ご神殿を前にするととても気持ちが引き締まりますね。こういう雰囲気もなかなか良いものです。

 漆の苗木授与式という行事があり、我が浄法寺のほかにも茨城県大子町の漆掻き・飛田さんや福島県の北塩原村の村長さんが代表して漆の苗木を受領しました。専用の木の箱に苗木を納めてそのまま拝受、あとは宅急便で地元に送るのです。
 浄法寺では11月19日に記念植樹祭を催す予定で、その時にこの苗木を植栽します。その時の様子もブログで書きますのでお待ちください。

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 神宮を後にして今度は少し離れた明治記念館に移動し「漆の美」展を見学、祝賀懇親会がありました。明治記念館は手入れの行きとどいた庭園があり、しばらく組合長と見とれていました。
 組合長は高齢なので、ちょっと疲れたご様子。漆掻きの時は若者顔負けなんですけどね。懇親会が終わるとすぐに宿に帰り寝たのでした。
 組合長はビジネスホテルが嫌いなので銀座にある「吉水」という旅館に泊まりました。テレビも冷蔵庫もないところなんですが、そのためかゆっくりくつろいで眠ることができましたよ。お風呂も広々としていてお勧めです。

 二日目の様子は後日。


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