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japanjoboji blog

浄法寺漆産業 一人社長のブログです。 漆の産地、岩手県浄法寺の漆や漆器のこと、その他いろいろつづります。

漆の出荷も無事完了

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 10月15日に開催された浄法寺漆共進会に引き続き、翌朝から漆の出荷作業がありました。
 朝8時半から作業が始まり、終わったのが午後8時。12時間近く作業していたことになります・・さすがに疲れました。

 漆は一貫目、二貫目、三貫目、五貫目の樽にそれぞれ詰められて出荷されますが、今年はキロ単位での出荷もあったことから、例年にはない小分けの作業が追加されました。この小分けがなかなか大変なのです。

 漆掻き職人は前もって注文があればその量に応じた樽を用意し、シーズン中に少しずつ溜め入れていき満量になったものをそのまま出荷するのが習わしなのですが、近年は注文形態が多様化してキロ単位の注文も多くあります。また、組合名で出荷するようになったので、指名買いのない漆については公平に組合員に配分する必要があります。
 そのため、組合員それぞれの割当に応じて小分けをする必要があるのです。漆の性質上小分けはあまりしたくないことですが、全部の注文量を予測できませんし仕方がないところです。今後の検討課題ですね。

 漆は全体が均一化していないので、漆液を一度攪拌しなければなりません。樽の底の方に漆の硬化にかかわる重要な成分が沈殿していることが多いのです。

 ともあれ、午前中から二戸市うるし振興室、県二戸地方振興局の職員と私の6名(去年は事務2人だけだったので鬼のような忙しさでした・・)で事務作業にあたり、組合員は樽の梱包をしたり小分け作業に勤しみました。流れ作業で認証事務と出荷証明の手続きをして、2枚のラベルを漆樽に貼っていきます。合計60樽近くの作業となったので、事務作業が終わったのは午後6時。
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 そのあと出荷の手配などで午後8時までかかりました・・漆樽は一個100万円に近いものもあるので個々の漆樽に保険をかけて出荷するのです。万が一のことがあったら大変ですからね。

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 樽はこんな感じで梱包されて全国各地へと出荷されます。緩衝材として上下に藁で編んだ輪っかを入れてます。ビニール紐や荒縄で厳重に巻いているのですが、この巻き方も独特です。

 まずは今年も無事に一回目の出荷が終わりました。
 関係者のみなさんお疲れさまでした〜


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