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japanjoboji blog

浄法寺漆産業 一人社長のブログです。 漆の産地、岩手県浄法寺の漆や漆器のこと、その他いろいろつづります。

浄法寺漆共進会

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 来る10月15日に、今年で31回目の浄法寺漆共進会が開かれます。私は事務局員としていろいろ準備中なのですが、実際に当事者になってみるといろいろと大変です・・

 昨年までは県の担当という立場で認証制度の初年度ということもありそれなりに忙しかったのですが、今年は出荷のこともいろいろと考えなければなりません。数年前までは共進会後の漆の流通は漆掻きの方々に任せていたのですが、日光からの大量発注後は組合としてまとめて出荷する体制となったので良くなった面もありますが、まだ定着していないせいもあってかまだまだトラブルも多いのです。

 あまり知られていないことですが、漆を入れた樽はそれだけでも数十万しますので保険をかけて発送します。5貫目樽などは95万円相当ですから軽自動車が一台買えてしまう値段です。なので漆にかける保険料も馬鹿になりません。本当は送料と一緒に漆の価格に上乗せしたいところですが、今のところは全額組合で負担しています。梱包もかなり手間をかけているし、事務局としては頭の痛いところです。
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 さて、15日に行う共進会ですが審査員として元工業技術センターの高橋勇介先生と、現工業技術センター理事の町田さんが漆の状態をチェックします。お二人は共進会の第一回目から参加されており浄法寺漆の栄枯盛衰をずっと見つめてきた、生き字引的な存在です。ただ、漆の善し悪しは見た目だけでは分からないところもあるので、お二人とも科学的な分析が必要だと以前からおっしゃってます。
 また、昨年から浄法寺漆認証制度がスタートし、お二人の他に浄法寺漆生産組合の佐藤組合長と安代漆工技術センターの冨士原さん、秀衡塗の第一人者・及川守男さんが委員として認証上のチェックを行うことになっています。いずれも漆歴?50年から30年のベテランで浄法寺漆のことを知りつくしています。

 今年は平日の開催となったため、一般の方々はなかなか見ることができないかもしれませんが、漆の樽がズラリと並ぶ光景は壮観です。少々マニアックな品評会ですが、国内でも唯一の漆品評会ですのでご興味のある方はぜひご覧ください。午前10時くらいから漆が並び始める予定です。

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 昨年の共進会で漆を採取している私。おっかなびっくりで緊張していました(笑)


第31回浄法寺漆共進会

1 趣 旨
生産量日本一を誇る浄法寺漆の生産者及び関係団体が一堂に会し、生産した生漆の品質・成分等を審査することにより、漆掻き技術の向上と浄法寺漆の振興を図る。

2 主 催
二戸市 岩手県浄法寺漆生産組合

3 日 時
平成21年10月15日(木)午前10時から

4 場 所
二戸市社会福祉会館(二戸市浄法寺総合支所向い)

5 次 第
⑴ 開 会
⑵ 主催者挨拶
⑶ 審査員紹介
⑷ 審 査
⑸ 講 評
⑹ 審査結果発表
⑺ 表 彰
⑻ 閉 会

6 表 彰
⑴ 初辺の部(金賞・銀賞・銅賞)
⑵ 盛辺の部(金賞・銀賞・銅賞)
⑶ 末辺の部(金賞・銀賞・銅賞)

【問い合わせ先】
二戸市うるし振興室(二戸市浄法寺総合支所内 電話0195-38-2211㈹)

浄法寺漆・漆器ネットショップはこちら http://japanjoboji.shop-pro.jp/
浄法寺漆産業 http://www.japanjoboji.com