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japanjoboji blog

浄法寺漆産業 一人社長のブログです。 漆の産地、岩手県浄法寺の漆や漆器のこと、その他いろいろつづります。

いわての手仕事

 てくりの別冊「てのて」が先日出版されたばかりですが、同じく岩手の手仕事を本格的にまとめた資料的価値の高い本があるのです。
 「用と美の世界 いわての手仕事」(社)岩手県文化財愛護協会編 熊谷印刷出版部
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 表紙の写真はかつて漆を精製するときに使っていた「くろめ鉢」なんですよ。これは浄法寺の歴史民俗資料館に収蔵されていて、国の重要文化財にも指定されてるものなのです。数ある工芸の作品?から岩手の漆文化の象徴であるくろめ鉢が表紙を飾っているなんてなんとも嬉しくなります。

 もちろん中身もとても充実していて、漆器の頁は私の漆の師匠(勝手にそう思っているだけですが・・)、高橋勇介先生が執筆されています。安代地方で行われていた昔ながらの手挽き轆轤を使って木地を挽いている写真も載っています。

 昭和63年当時でもこのような本はなかったようで、発刊のことばにも「初めての貴重な成果」とあります。

 木工、塗りもの、編組もの、和紙、民具、玩具、染めと織り、鉄器、刀剣、石材加工、焼きもの、民芸・・と、県内のその道の第一人者によって詳細に書かれています。
 おそらくこのような本は今後出ないだろうな・・と思っていたら、「てのて」が出版されたのです。おそらく県内の手仕事を本格的にまとめた本では「いわての手仕事」以来でしょう。

 というようなことを、先日盛岡市内のインテリアショップHolzさんの平山さんとお話してきたところです。平山さん自身も「てのて」に登場してますよ。

 「いわての手仕事」は絶版になっているので、少量が本屋さんで出回っている程度だと思います。いつか改訂版が出ることを密かに期待しています。

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