japanjoboji blog

浄法寺漆産業 一人社長のブログです。 漆の産地、岩手県浄法寺の漆や漆器のこと、その他いろいろつづります。

六辺目

 浄法寺では初辺漆の採取が始まっています。漆の木に6本傷がついていますが、これは漆の木に初めて傷を付けた日から4日おきに6回傷をつけたことを示しています。

f:id:japanjoboji:20090709135127j:image
f:id:japanjoboji:20090709135121j:image

 生産組合組合長の佐藤さんの手掛ける現場にお邪魔しました。組合長のような漆掻き歴50年以上のベテランだと一日に100本程度掻くことができます。4日おきに現場を回るとすると1シーズンで400本の漆の木を手掛けることになります。
 ここには数十本しか生えていませんので、一本の木にひとつ傷をつけ、しみ出た漆を採取するとまた次の現場に移動しなければなりません。

 昔は田んぼのアゼとか畑に漆の木があったので漆掻きしやすい(林にまとまってあった方が採取の効率がいい場合もありますが)環境にあったのですが、今では農作業に邪魔ということで浄法寺でも里の木はほとんど伐られてしまいました。
 代わりに林地に植栽することが多くなりましたが、伐採跡地や軽トラでも入れないような悪条件の場所も多く、高齢の漆掻き職人の方々には厳しい環境にあります。漆掻き自体大変な作業ですが、現場を転々と回り歩かなければならない高コスト的なところも見逃せません。

浄法寺漆・漆器ネットショップはこちら http://japanjoboji.shop-pro.jp/
浄法寺漆産業 http://www.japanjoboji.com