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japanjoboji blog

浄法寺漆産業 一人社長のブログです。 漆の産地、岩手県浄法寺の漆や漆器のこと、その他いろいろつづります。

シロウトの漆掻き

うるしのこと

 「浄法寺漆を愛する素人衆」の第一回会合が開かれました。
 これは、昨年の夏に浄法寺の天台寺で開催された「平泉文化と漆」シンポジウムを企画・運営した、二戸市コミュニティFMカシオペアFM」の元スタッフの沢田さんが発起人となり、実際に自分たちなりに浄法寺漆を採取して漆器まで作ってしまおうというチャレンジ精神で生まれた集まりです。

 そこで、漆掻き職人に講師を頼まなければならないのですが、生憎この時期から本格的に漆掻きに入っているので指導は困難。ということでお願いしたのが、かつて漆掻きをしていて今は葉タバコなどの農業を営んでいる、浄法寺町馬洗場の平山さん。

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 昭和32年頃から約8年程度漆掻きをした経験がおありで、忘れてしまった〜といいながらも実際に漆の木を前にして道具を手にすると当時の感覚がよみがえるようで、的確に指導していただきました。

 今回の場所は二戸市の上斗米という地区で、もう少しで青森県という岩手の極北にあります。上斗米の中沢という小集落で10世帯程度しか残っていないところです。
 古くから漆の木が豊富な地区で、昔は生漆製造の大旦那が居を構え多くの漆掻き職人を抱えていたそうです。そこの十数本ある漆の木を沢田さんが譲り受けて自由に掻ける環境が整ったという次第です。

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 私もちょっと掻いてみました。いままで3回くらい真似事で漆掻きをしたことがありますが、鎌で表皮を削りカンナで傷をつけ、滲み出てくる漆をヘラですくい取っていく作業は時間を忘れるほど楽しいです。でもシロウトの漆掻きなので、立派な漆の木を下手に弄んでいるような感じでちょっと申し訳ない感じがしました。

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 この日取った漆です。


 今後も漆掻きを続けて、素人ながらどこまで漆を採ることができるか・・第二回会合までに準備できるかな?



※おまけ 公民館にあった灰皿
 「密造酒 やめて明るい 良い家庭  税務署」
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 二戸らしい標語というか・・

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