japanjoboji blog

浄法寺漆産業 一人社長のブログです。 漆の産地、岩手県浄法寺の漆や漆器のこと、その他いろいろつづります。

漆の種

漆の種です。実を脱穀した状態で、このまま土に蒔いても発芽しません。硬い蝋に覆われているのです。硫酸を使った脱蝋処理が以外と大変だったりします。

賢治と蟹

宮沢賢治の漆エピソード。蟹がかわいそう、というのがいかにも賢治らしいです。 (出典 宮沢賢治: 素顔のわが友 著者: 佐藤隆房) 蟹といえば童話「やまなし」。 二疋の蟹の子供らが青じろい水の底で話していました。『クラムボンはわらったよ。』『クラムボ…

国産漆保護に対する請願(明治時代)

国産漆保護に対する請願(明治32年) この当時、青森県三戸町のほか福島県からも請願書が出されているのを確認しましたが、岩手のものは見つけられませんでした。

内川選手2000本安打記念のお椀を製作致しました

㈱オフィス・聖一様からご依頼をいただき、プロ野球・内川聖一選手が昨年達成された2000安打記念のお椀を製作させていただきました。内川選手のお子様が描いた絵を忠実に漆絵と蒔絵による手作業で表現しました。 大変光栄な仕事となりました。この度はご利用…

ウルシネクストの活動について

お正月といえば新年恒例の皇居での一般参賀がありました。4月末に退位する天皇陛下にとっては在位中最後の参賀。早朝から長い列ができ、平成最多の15万4800人が訪れたそうです。この一般参賀や天皇誕生日など限られた日にしか開かないのが二重橋を渡…

新年からはじめる漆器のすすめ

明けましておめでとうございます。本年が皆様にとって幸多き年となりますようお祈り申し上げます。 日本人が最も漆器に触れる機会が多いのがお正月なのではないかと思います。お重におせち料理を詰め、ご家族やお客様に振る舞ったり、一年の始まりに屠蘇器で…

吉野漆

吉野の漆掻きの資料です。 明治初期まで漆の生産の中心地は奈良の吉野で、「吉野漆」と呼ばれました。漆を濾す和紙は「吉野紙」と言われ現在も使われています。 漆掻きの道具は今も昔も変わらずですが、瀬〆箆は今は廃れています。 出典は京都府がまとめた「…

トヨタ自動車での商談会

2月1日、2日の2日間、愛知県豊田市のトヨタ自動車本社本館ホールにて開催された「とうほく・北海道 新技術・新工法展示商談会」に出展致しました。多くの自動車関係企業の皆さまにご来場いただき、漆塗りの自動車部品をご覧いただきました。おかげさまでトヨ…

100%浄法寺漆使用ボールペン、japen

注文していた、100%浄法寺漆使用ボールペン"japen"が完成。手元に届き"開封の儀"を執り行いました。 溜塗のボールペンに蒔絵で弊社ロゴマークを入れてもらいました。滴の細かい陰の部分もきちんと表現されていて感激。 この"japen"は盛岡の筆記具セレクトシ…

岩手県南の漆

岩手の漆の代表といえば浄法寺の漆です。漆の木が豊富にあることと、漆掻き職人が20数名現役で活動していますので名実ともに岩手、というより日本一の産地です。 ですが、江戸時代までは全国各地で漆掻きが行われていました。各藩が栽培を奨励していたのです…

漆藝iPhoneケース、まだまだ増えてます!

Etsy の 漆藝堂 by japanjoboji

正法寺椀

奥州市水沢にある正法寺を訪れました。 曹洞宗大本山の永平寺、總持寺に次ぐ第三本山と呼ばれたお寺です。修行の寺です。 写真のような大きな茅葺屋根の本堂が国指定重要文化財に指定されています。 また、古来から使われてきた「正法寺椀」という由緒ある三…

漆藝iPhoneケース、続々増えてます!

岩手のモノづくり販売会

8月20日から26日まで、盛岡駅フェザン1階にて「岩手のモノづくり販売会」に出展中です! 採れたての漆はちみつのほか、わんこきょうだい箸、手ぬぐい、わんこグッズなどが並びます。 ぜひお気軽にご来場ください!

2017年産うるしの里蜂蜜、販売開始しました

大変お待たせ致しました!今年産の「うるしの里はちみつ」販売開始致しました。 その名の通り、漆の木は毎年6月に可憐な花を咲かせますが、その花から取れた蜜が主体の蜂蜜です(若干他のアカシアなどの樹木の蜜も混じります)。漆の林に置かれた巣箱に蜜を…

漆藝iPhoneケース続々

漆藝の名作をiPhoneケースにした「漆藝シリーズ」、続々とリリースしております。 今のところ蒔絵のものが多いですが、漆絵なども製作予定です。 もともと印籠や根付は元祖携帯グッズです。現代の世ではそれがスマホに当たるのですが、高級な漆塗りのスマホ…

影裏

芥川賞の「影裏」とその選評を読みたくて単行本ではなく文藝春秋を買いました。表紙は岩手山ぽいですが白山だそうです。 評判通り、文章がとても綺麗で小説を読む愉しみが味わえます。賞の審査は議論白熱したみたいですが、前半の釣りのシーンと比べて後半の…

四季島、漆パネルが専門紙で紹介

四季島の漆パネルについて、塗装の専門紙・塗料報知新聞WEBに掲載いただきました。 www.e-toryo.co.jp

"japen"、NHK盛岡で紹介されます

8月9日18:10〜NHK「おばんですいわて」のコーナーで、浄法寺漆塗ボールペン『japen』について放送されます。 製作に至った経緯が紹介されます。私松沢が提供した映像も出るかも。 ぜひご覧ください! pen-iwate.com

四季島に弊社の漆パネルが採用

JR東日本の豪華列車「TRAIN SUITE 四季島」に弊社製造の漆パネルが採用されました。このほど正式にプレスリリース致しました。 車両には東日本地域の工芸がふんだんに取り入れられておりますが、岩手・浄法寺産漆を用いた黒呂色漆と朱の布着せ仕様のスクエア…

伊藤若冲 鳥獣花木図屏風のiPhoneケース

伊藤若冲など江戸時代の絵師の作品を数多く収集し、アメリカの著名な美術収集家であるジョー・プライスご夫妻のご厚意で始まった漆プロジェクトの一環で、「鳥獣花木図屏風」のiPhoneケースを企画しました。ポジフィルムから高解像度のデータに変換したので…

漆藝モチーフのiPhoneケース

「漆塗りのiPhoneケース作らないの?」と以前からよく訊かれるのですが、1年単位で機種が変わるスマホには10数年かけて漆を育て、時間をかけて製作する本当の漆塗りは相応しくないと思っていました。 でも、毎日持ち歩くモノに漆の美しさを表現することで、…

漆の実

漆がたわわに実りました。まだ青々としています。 「漆の実のみのる国」という米沢藩の上杉鷹山の藩政改革を描いた藤沢周平の時代小説がありますが、まさにこれが漆の実です。殖産興業の象徴として漆の実が登場します。 漆の採取ではなく、実から採れる蝋が…

岩泉と朝倉

かなりご無沙汰の更新です。 盛岡は暑い日が続いています。盛岡だけではなく全国各地猛暑のようですが、皆様熱中症にお気をつけください。 先日の九州での豪雨災害では広範囲に被害が広がっており、昨年の岩手県岩泉町での台風災害を思い起こします。爪痕は…

「触れることの科学」と漆器

私の趣味は読書ですが、起業してからはじっくり読書する時間もなく、年末年始のちょっとした時間に通読できるくらいです。 この年末年始は一層慌ただしかったのですが、以前から読みたくて積読してあった「触れることの科学」を何とか読み終えました。 「触…

TwitterでRT2000超え

漆の木に傷をつけて漆を採ることは比較的知られていますが、苗木から約15年かけて育てた木に、半年間毎日傷をつけてその滴を集め、合計量はコップ一杯程度(約200グラム)。傷つけられた木はその年のうちに伐採されることはあまり知られていません。15…

クラウドファンディング終盤

伊藤若冲モチーフのクラウドファンディング企画も終盤になってきました。 多くの方からご賛同をいただきありがとうございます。 目標金額まではまだ開きがありますが、今回のプロジェクトは集まった金額内で実行するプランですので、応援してくださった皆様…

人間国宝の数

東北地方では岩手県が国宝指定件数8件で最も多い。中でも中尊寺関係が多いです。 でも人間国宝(重要無形文化財保持者)は岩手に一人もいない…というか東北地方の人間国宝は、仙台平の甲田綏郎さん(仙台市)だけです。 単純に人間国宝の数で文化度を測るこ…

まだまだ支援募集中です!

伊藤若冲の漆ステアリング&国産漆保全の企画に多くの方からシェア、いいね!をいただき、誠にありがとうございます。 どうしても派手なステアリングに目が行きがちですが、目的は国産漆の保全と継承にあります。今からでも漆を増やして植えないと将来の需要…

若冲のステアリング企画、支援の方法について

伊藤若冲のステアリング企画、多くの方から「いいね!」をいただいております。誠にありがとうございます。 なぜ若冲?なぜステアリング?という方もおられますが、今回の企画はあえて思い切りました。3年前の岩手県立美術館での展示がきっかけではあります…