japanjoboji blog

浄法寺漆産業 一人社長のブログです。 漆の産地、岩手県浄法寺の漆や漆器のこと、その他いろいろつづります。

「触れることの科学」と漆器

私の趣味は読書ですが、起業してからはじっくり読書する時間もなく、年末年始のちょっとした時間に通読できるくらいです。 この年末年始は一層慌ただしかったのですが、以前から読みたくて積読してあった「触れることの科学」を何とか読み終えました。 「触…

TwitterでRT2000超え

漆の木に傷をつけて漆を採ることは比較的知られていますが、苗木から約15年かけて育てた木に、半年間毎日傷をつけてその滴を集め、合計量はコップ一杯程度(約200グラム)。傷つけられた木はその年のうちに伐採されることはあまり知られていません。15…

クラウドファンディング終盤

伊藤若冲モチーフのクラウドファンディング企画も終盤になってきました。 多くの方からご賛同をいただきありがとうございます。 目標金額まではまだ開きがありますが、今回のプロジェクトは集まった金額内で実行するプランですので、応援してくださった皆様…

人間国宝の数

東北地方では岩手県が国宝指定件数8件で最も多い。中でも中尊寺関係が多いです。 でも人間国宝(重要無形文化財保持者)は岩手に一人もいない…というか東北地方の人間国宝は、仙台平の甲田綏郎さん(仙台市)だけです。 単純に人間国宝の数で文化度を測るこ…

まだまだ支援募集中です!

伊藤若冲の漆ステアリング&国産漆保全の企画に多くの方からシェア、いいね!をいただき、誠にありがとうございます。 どうしても派手なステアリングに目が行きがちですが、目的は国産漆の保全と継承にあります。今からでも漆を増やして植えないと将来の需要…

若冲のステアリング企画、支援の方法について

伊藤若冲のステアリング企画、多くの方から「いいね!」をいただいております。誠にありがとうございます。 なぜ若冲?なぜステアリング?という方もおられますが、今回の企画はあえて思い切りました。3年前の岩手県立美術館での展示がきっかけではあります…

伊藤若冲「鳥獣花木図屏風」をモチーフとした漆ステアリングの製作と漆林の保全活動

伊藤若冲「鳥獣花木図屏風」をモチーフとした漆塗りのステアリングを製作し、国内の漆林保全に活用するプロジェクトをクラウドファンディングで支援募集始めました! https://camp-fire.jp/projects/view/13759 危機的な状況にある国産漆。国内で使用される…

漆の里はちみつ、好評販売中です!

漆の里のはちみつ、販売開始です! http://item.rakuten.co.jp/japanjoboji/h-0001/ 「漆の蜂蜜?」 毎年6月中旬から下旬にかけて、漆の花が咲きます。白くて可憐な花ですが1週間ほどで散ってしまいます。その蜜をミツバチが集めた希少なものです。国内で…

パリで活躍した漆職人・菅原精造

明治時代にパリで活躍した菅原精造という漆職人がいました。 その人はなぜか浄法寺出身と言われていたのですが、浄法寺の役場でも戸籍に記録がなく、全く謎の人物でした。 しかし、その素性が明らかになりました。フジテレビの元パリ支局長が執念で調べ上げ…

人間国宝・室瀬先生の講演会があります

蒔絵の人間国宝・室瀬和美先生が盛岡で講演されます。 本来は会員企業向けの講演会ですが、漆に関心のある方なら大歓迎です。事前申し込みが必要となりますので、興味ある方は私までご連絡ください。 みずほ銀行盛岡支店では定期的に取引先の会員企業との研…

岩手日報「ひと」

10月22日付け岩手日報朝刊「ひと」に掲載していただきました。 実は今回で2回目です。 1回載れば、次は載ることはないと聞いていたので、あれれという感じです。 大変ありがたいことです。 記事全体を画像で載せられないのでごめんなさい。

浄法寺漆塗りボールペン誕生!

浄法寺漆だけで塗ったボールペンが誕生しました。その名も"japen"。盛岡の文房具セレクトショップ、Pen.とトンボ鉛筆、岩手県工業技術センター、弊社がタッグを組んで作りました。塗膜の滑らかさ、持った時の質感、書き味を多くの方に感じていただきたいです…

ドイツの漆の本

ブラウンといえば、シェーバーですが、ブラウンのプロダクトデザイナーといえばディーター・ラムスです。 そのラムスが漆塗りのプロダクトを手がけたことはあまり知られていません。 ドイツで行われた展示会に出展されたのですが、職人や漆自体の魅力を伝え…

漆の講演会のご感想

8月25日、盛岡市中央公民館にて漆のお話をして参りました。 その時参加された方々からご感想を頂戴したので、公民館の了承のもとにご紹介したいと思います。 これからも地道に漆の魅力をお伝えしていきます。 受講生の感想 ○漆の国内消費,97%が外国産とい…

岩手経済戦略会議2016

8月25日、26日と、盛岡市で「岩手経済戦略会議2016」が開催されました。 これは、岩手経済同友会の主催で昨年から始まったもので、国内トップ企業の経営者の方々から、岩手県が発展していくための大胆な発想の提案と、地元の経営者と共に具体化に向けた議論…

匠の技の祭典に出展します

8月10日から東京国際フォーラムで開催される、「ものづくり 匠の技の祭典」に出展致します。岩手県漆器組合(丸三漆器さん)と共同のブースです。 ぜひご来場ください! 日時:平成28年8月10日(水)~12日(金) 時間:10時~17時 会場:東京国際フォーラム ホ…

九段下 美命(みこと)

東京・九段下に4月9日にオープンした「美命(みこと)」。 弊社の浄法寺漆器をお取り扱いいただいています。 www.mikoto.jp 都内では初めてとなる、弊社の常設展示スペースです。 美しい器の数々。 皆様ぜひお立ち寄りください。

漆の木

岩手県工業技術センターの敷地の周囲には漆の木が植えられています。 芽吹きはまだ先ですが、冬芽がその準備をしています。 漆の種が周辺に散らばっていました。

日本の漆についての英語版冊子"Urushi"を刊行しました

海外に日本の漆を紹介する簡単な冊子を製作しました。 全編英語です(日本語版はございません)。漆掻きから漆塗りまでの一連の工程を概説しています。 本書はアメリカのフェッツアー財団による助成により刊行されました。 海外の方にもわかりやすい内容にし…

地域おこし協力隊「うるしびと」募集

漆掻き職人の減少で危機的な状況となっている国産漆ですが、このほど二戸市では地域おこし協力隊として「うるしびと」(漆掻き職人の研修)の募集を開始しました! 詳しくは二戸市ホームページを御覧ください。 多くの方から応募がありますように。 岩手県二…

NHK プロフェッショナル 仕事の流儀に漆掻き道具職人の中畑さん登場

NHKのプロフェッショナル 仕事の流儀「最後の職人~ニッポンを支える男たち~」に鍛冶職人の中畑さんが登場します。 持病を抱えながら一心に鎚を下ろし続ける姿にはいつも頭が下がります。 2月22日(月)22:00から http://ln.is/www2.nhk.or.jp/hense/PmnUM …

デービッド・アトキンソン「国宝消滅」

東京の丸の内丸善で先行販売されていた、アトキンソン社長の新著「国宝消滅」を一足早く読了しました。ショッキングなタイトルですね。「新・観光立国」に続いてベストセラーになるのではと思います。 漆についても厳しいことが書かれています。手厳しい発言…

グッド・ビジネス・ニッポン事例発表

伸び盛り企業会議2016というシンポジウムが東京大手町の日経ホールであり、「グッド・ビジネス・ニッポン」という事業の事例発表をしてきました。 弊社は、全国の店舗、博物館、美術館などのディスプレイや内装を手がけている乃村工藝社さんと組んで今後漆の…

漆に関する質問主意書

40年近く前に国会で漆に関する質問主意書が出されていました。 長野県選出の小沢議員(故人・民社党)によるものです。 答弁では「漆樹の植栽については、造林補助事業の途も開かれているが、いわゆる漆かぶれの問題があるので一般林業者が造林することは期…

「漆配給ニ関スル請願ノ件」

一七閣商第六〇號 漆配給ニ関スル請願ノ件 請願者 盛岡市茅町四十六番地 漆器製造業 石井 峰吉 外十九名 (衆議院議決) 要旨右請願ノ趣旨ハ政府二於テ国産漆ノ配給二関スル統制令ヲ施行スルノ意図アリ且之ガ施行丿暁ニハ民間ヘノ配給ヲ期待シ難キ状勢ニアリ…

2月12日、日経新聞主催シンポジウムに参加します

2月12日に東京大手町の日経ホールにて「伸び盛り企業会議2016~中堅・中小企業の生産性向上について考える~ 」が開催されます。 その中の「グッド・ビジネス・ニッポン─大企業、中堅・中小企業、小規模事業者のパートナーシップから生まれる新ビジネスの創…

東京インターナショナルギフト・ショーに出展しています

2月3日から5日まで、東京お台場の東京ビッグサイトで行われる「東京インターナショナルギフト・ショー春」に出展しています。 毎年参加しておりますが、今回も中小機構のブースの中です。 場所は東6ホールの真ん中あたりですので、ご来場の際にはぜひお越し…

3割引で漆が買えます!(1月29日で終了しました)

(楽天市場から連絡あり、1月29日で終了しました) 昨年から楽天市場で「いわてふるさと割」クーポンが発行されています。 これは岩手県産品が3割引きで購入できるもので、当店の商品も対象になっています。全商品ではないですが、浄法寺漆も大半が対象にな…

国産漆の状況

ご挨拶が遅くなりましたが、本年もどうぞご愛顧いただきますよう、宜しくお願い致します。 昨年から国産漆をめぐる状況が一変しております。文化庁が昨年2月、全国の都道府県教育委員会あてに通知を出しました。国宝や重要文化財建造物の修理・修復には国産…

所さん!大変ですよ に浄法寺漆登場

9月10日、NHKの「所さん!大変ですよ」で浄法寺漆が紹介されますのでぜひご覧ください。どんな内容になるのか興味津々です。 世界遺産“日光東照宮”の社殿が予想を超えるスピードで劣化し関係者を慌てさせている。原因だと考えられているのは“中国産漆”。調べ…

漆の木の粉を使ったアート

【展覧会のお知らせ】 メキシコ人アーティスト、ボスコ・ソディ氏による企画展「Rhus Verniciflua」が東京谷中のSCAI THE BATHHOUSE(スカイ・ザ・バスハウス)にて開催されます。 会期:9月11日(金)-10月10日(土)12:00-18:00場所:SCAI THE BATHHOUSE …

岩手経済戦略会議に参加

岩手経済同友会主催の「岩手経済戦略会議」が8月20日、21日に盛岡市内で開催されました。経済同友会から日本で名だたる大企業の経営者が集まり、岩手の企業家へ提言するという内容です。 私は2日目のパネルディスカッションのパネリストとして招かれ、…

新潟の漆掻き、渡邉勘太郎さんの話

数年前に亡くなられましたが、新潟県の朝日村に漆掻き職人の渡邉勘太郎さんという方がおられました。確かお歳は90歳近かったと記憶しています。 私が県職員時代、漆を担当していたときに、ご縁がありお電話をいただいたことがあります。今日書類を整理してい…

漆林

漆の出荷

先日、今年採れた漆の初出荷を行いました。 例年なら10月に浄法寺漆共進会という品評会に出品したあとに出荷するのですが、文化財修繕の現場から早く使用したいとの要請があり、早めの出荷になったものです。 初辺漆(6月から7月までに採った漆)だけで…

わんこきょうだいのマスキングテープ

わんこきょうだいのマスキングテープができました!とても可愛い! 岩手では2016年に岩手国体が開催されるのですが、そのキャラクターにわんこきょうだいが選定されているのです。 わんこきょうだい椀のパッケージ、パンフレットを手がけていただいてい…

今年産の漆はちみつを販売開始しました。

お待たせしました。今年産の漆はちみつ販売開始です。 昨年は開花時期が遅れ、漆の花以外の蜜も混じってしまい純粋な蜂蜜が採取できず販売しておりませんでした。まろやかな風味とさっぱりした食感!と好評いただいています。 今年も限定数しか販売できませ…

萌芽更新作業

二戸市と浄法寺漆生産組合の主催による漆の木の萌芽更新作業がありました。 漆掻きのあと、木を伐採しますが根元からまた新たな芽が出てきます。それをうまく保育管理することで繰り返して漆を採ることができるのです。 気温が低く、雨が降る中の作業でした…

福岡市で漆のセミナー開催します

福岡で漆に関するセミナーを開催致します。お近くの方はぜひ!

漆掻きの俳句

漆掻きの俳句、 探したらいろいろあるものですね… ことし掻けば枯るゝ漆や初嵐 河東碧梧桐 冷かや漆かぶれを掻きむしり 野村喜舟 声とどくところにゐたり漆掻 宮津昭彦 子を負ひし女は漆もう掻かず 萩原麦草 山の子を従へ来たる漆掻き 萩原麦草 山の裏独りさ…

福岡で漆の講演

これまで東京や大阪、漆器産地などで漆のお話をさせていただいておりましたが、このたび初めて九州地方での開催が実現することとなりました。 福岡市で漆の講演会を開催致します。 しかも、最近歯に衣着せぬ提言で有名なデービッド・アトキンソン氏にも講演…

ミラノサローネでの展示

山口県の萩ガラスとコラボして作った"Urushito Glass"、イタリアで開催中のミラノ・サローネ、山口光氏のブースにて展示されています。Miyazono Spoon、宮薗さんの浄法寺漆を塗ったスプーンも一緒に。新作の萩ガラスの酒器も素敵ですね。

ミラノサローネ UrushitoGlass出展!

来週から始まる、イタリアのミラノ・サローネに弊社のUrushito Glassを出展します。 デザインを手がけた山口県立大のデザイナー、山口光氏(盛岡出身)のブースです! http://tokyodesignweek.jp/2015/international/en_milano.html TOKYO DESIGN WEEK のア…

漆掻き道具職人後継者来たる!

青森県田子町が募集していた、漆掻き道具づくりの鍛冶職人中畑さんのお弟子さんが決定し、地域おこし協力隊として着任したと、本日の岩手日報に紹介されていました。本当に嬉しい限りです!

4年目

震災から4年目、地元盛岡のもりおか歴史文化館にて展示販売をしました。 外は猛吹雪でしたが、地元の復興支援団体が除雪して追悼行事の準備をしておりました。寒い中での作業、頭が下がります。岩手県庁では弔旗が掲げられておりました。 日本人として、な…

岩手県知事を表敬訪問しました

アメリカのFetzer財団による浄法寺漆普及助成事業の報告のため、Fetzer財団諮問委員の大渡さん、南カリフォルニア岩手県人会の葛西さんと一緒に、達増岩手県知事を表敬訪問して参りました。 浄法寺漆の話、サンディエゴでの震災復興支援活動の話、それから大…

岩手県北の漆展

3月7日から、岩手県岩手郡岩手町の石神の丘美術館にて「わんこきょうだいと学ぶ 岩手県北の漆展」が開催されます。 文字通りわんこきょうだいがたくさん登場して、子供から大人まで家族連れで楽しめる内容です。 オープニング企画として、3月8日(日)午後1…

岩手日報に掲載

国宝・重要文化財の修理に国産漆を原則使用する旨の文化庁通達について、岩手日報の一面で取り上げられました。 私も記者の取材を受けました。嬉しいことだが、喜んでばかりもいられず関係者で安定的な供給体制を整えなければという趣旨のお話をしました。 …

文化財修理修復に国産漆使用のニュース

本日2月24日、文化庁より国宝や重要文化財の修理修復は原則国産を使用する旨の通達が出ました。これまで国産漆使用を訴え続けてきた関係者の皆様のご協力に対しまして深く感謝するとともに、随一の漆産地として需要に応えるための体制を整えていかなければな…

岩手県立大生による浄法寺漆PRビデオ

岩手県立大学の学生有志「lacquers」が弊社のプロモーションVTRを製作してくれました。学業で忙しい中、浄法寺の工房や日光東照宮の修理現場などを実際に訪ね歩いての労作。映像の使用許可願いや訪問のアポ取りも自分たちで。映像撮影など初めての経験なのに…