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japanjoboji blog

浄法寺漆産業 一人社長のブログです。 漆の産地、岩手県浄法寺の漆や漆器のこと、その他いろいろつづります。

漆の里はちみつ、好評販売中です!

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漆の里のはちみつ、販売開始です!

http://item.rakuten.co.jp/japanjoboji/h-0001/

 

「漆の蜂蜜?」

毎年6月中旬から下旬にかけて、漆の花が咲きます。白くて可憐な花ですが1週間ほどで散ってしまいます。その蜜をミツバチが集めた希少なものです。国内では浄法寺でしか生産していません。

今年から当店オリジナルのラベルで販売開始致しました。
今年は100%完全漆の蜜ではなく、開花時期が重なったために若干アカシア蜜が入ってしまい、百花蜜としての販売になりましたが、ほとんど漆の蜜です。ぜひご賞味いただきたいです。

これまで漆の蜜でかぶれたという話は寄せられていません。漆の樹液ではなく花の蜜です。毎年リピートで購入される方も多い、人気の蜂蜜です。

 

漆蜂蜜を購入いただいた、漆芸家の浅井康宏様から詳細なご感想をいただきました。

 

→浅井さんのブログ 

asai-urushi.com

パリで活躍した漆職人・菅原精造

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明治時代にパリで活躍した菅原精造という漆職人がいました。

その人はなぜか浄法寺出身と言われていたのですが、浄法寺の役場でも戸籍に記録がなく、全く謎の人物でした。

しかし、その素性が明らかになりました。フジテレビの元パリ支局長が執念で調べ上げ、このたび出版されました。

「パリの漆職人 菅原精造」
https://www.amazon.co.jp/…/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_gTfhybBD2B4YG

そして、残念ながら菅原精造は浄法寺の人ではありませんでした。
その出自は…

浄法寺の人ならよかったなあとちょっと残念に思う反面、パリでこれだけの影響力を与えた菅原氏のことが、東北人、日本人としてとても誇らしく思えました。

人間国宝・室瀬先生の講演会があります

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蒔絵の人間国宝室瀬和美先生が盛岡で講演されます。

本来は会員企業向けの講演会ですが、漆に関心のある方なら大歓迎です。事前申し込みが必要となりますので、興味ある方は私までご連絡ください。

みずほ銀行盛岡支店では定期的に取引先の会員企業との研修会を開催しており、その中で講師を招いての講演会を行っております。
今回は、漆工芸技法の一つである『蒔絵』の重要無形文化財保持者(人間国宝室瀬和美先生をお招きし、岩手県が日本一の生産量を誇る『漆』に関し、長い歴史の中で『漆文化』を支えてきた岩手県の役割や今後の可能性を、『漆と蒔絵の魅力 -漆文化を岩手から- 』というテーマで講演頂きます。

1.日 時  平成27年11月11日(金)
       講演会  午後3:00~4:30
       懇親会  午後5:00~6:30
                 
2.会 場  料亭「喜の字」 2階
       住 所  盛岡市松尾町6-1
       電 話  019-623-1351

3.講 演  講師 重要無形文化財保持者 室瀬 和美 氏 
       演題 『 漆と蒔絵の魅力 -漆文化を岩手から- 』

4.参加費  1名 10,000円
       (当日受付の際にお預かり致します。)
       ※講演会のみのご参加は無料です。
       ※事前の申し込みが必要です。

岩手日報「ひと」

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10月22日付け岩手日報朝刊「ひと」に掲載していただきました。

実は今回で2回目です。

1回載れば、次は載ることはないと聞いていたので、あれれという感じです。

大変ありがたいことです。

記事全体を画像で載せられないのでごめんなさい。

 

浄法寺漆塗りボールペン誕生!

浄法寺漆だけで塗ったボールペンが誕生しました。その名も"japen"。
盛岡の文房具セレクトショップ、Pen.とトンボ鉛筆岩手県工業技術センター、弊社がタッグを組んで作りました。
塗膜の滑らかさ、持った時の質感、書き味を多くの方に感じていただきたいです。

詳しくはPen.店主の菊池さんのブログで。

ご注文も承っております。info@japanjoboji.com

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ドイツの漆の本

ブラウンといえば、シェーバーですが、ブラウンのプロダクトデザイナーといえばディーター・ラムスです。

そのラムスが漆塗りのプロダクトを手がけたことはあまり知られていません。

ドイツで行われた展示会に出展されたのですが、職人や漆自体の魅力を伝えるという内容の企画展ということもあり、作られた図録も漆掻きから紹介されているのです。

図録製作にあたっては弊社が協力させていただきました。

その図録、限定販売で取り扱っていたのですが昨年から注文が増えまして、今回緊急にドイツから取り寄せました。

また売り切れること必至ですので、お早めにどうぞ。

ちなみに全編ドイツ語です。(表紙は日本語ですが)

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漆の講演会のご感想

8月25日、盛岡市中央公民館にて漆のお話をして参りました。

その時参加された方々からご感想を頂戴したので、公民館の了承のもとにご紹介したいと思います。

これからも地道に漆の魅力をお伝えしていきます。

 

 

受講生の感想

○漆の国内消費,97%が外国産というのは驚きました。国産の漆ではないということなので,残念だなと思います。漆が岩手で有名なのは知っていましたが,その採り方から特徴など詳しく学ぶことができ勉強になりました。

 

○漆が岩手を語るには決して欠かせないものであることが,今回のお話を聞いて本当の意味で理解できたように思います。「なんとなく岩手といえば漆?」ではなく,本当に誇れるものをプライドをもって継承していこうと動いてる方の姿が垣間見ることができました。県外の方へのお土産や観光案内等でご紹介できるよう,地元について学び,目を向けていきたいと思います。ありがとうございました。

 

○漆の基本的知識から歴史,そして国産漆の生産の産地としての浄法寺漆の取り組みがとてもよく分かりました。

 

金閣寺や平泉の金色堂が浄法寺の漆とは全く知りませんでした。また1本の木から牛乳瓶1本分しかとれないとは…一度,漆を採取する所を見てみたいと思いました。今日はありがとうございました。

 

○日本の伝統文化に深い関わりのある漆の大半が岩手で生産されている事を初めて知りました。残念ながら漆器のほとんどが海外の漆が使われているんですね。手入れが大変なのではと思い,なかなか手が出なかったのですが,お話を聞くと難しいものではないという事ですので,使ってみたいと思いました。日本の工芸品には日本の材料が使われてほしいですね。

 

○漆について初めて知ることが多くてとても良い時間だった。岩手が国内の漆を支え、日本の文化財をまもっていることに誇りを感じる。自分も何か漆器を持ちたいと思います。
(小さい頃,裏山の漆にさわってかぶれたのは良い思い出です。)

 

浄法寺漆が日本の生産量のほとんどを占めているというのは驚きでした。岩手の誇れる文化としてもっともっとアピールしていいと思います。たいへん面白くてためになる話をきかせていただきありがとうございました。これからも頑張っていただきたいと思います。

 

○学生の頃(産業技術短大)に漆を扱ったことがあります。その頃にも漆の産業がきびしい話を聞いていました。
せっかくの産地なのに岩手県内で活用されることもなく,このままでは生産者がいなくなってしまうという話を思い出しました。今はどうなのでしょうか。安代の漆器センターも県外の人たちからの問い合わせが多いとも聞きました。岩手でももっと漆を習える場があればいいと思います。個人的には漆にかぶれません。

 

○世界に誇る品質を持ちながら派手に宣伝するわけでもなく,ひたすら良質の漆器を作り続けている姿が真の職人と呼ぶにふさわしいかっこ良さを感じました。もっと良さを広めたい!!

 

○いつも指をくわえて眺めるばかりの浄法寺漆。今日のお話を拝聴させていただき,知らないことばかりで,大変興味深く勉強させていただき,大変身近に感じることができました。友人の結婚祝いにお贈りするばかりでなく,小さなものからでも暮らしの中に取り入れていくことができればいいなと思います。こんなにすばらしい岩手ならではの文化,もっともっと全国的にアピールできればいいですね。ありがとうございました。

 

○どんなに素晴らしいものがあっても,多くの人に認知され活用されないと衰退していく…それを盛り上げようと頑張られている姿が素晴らしいと思いました。安定した職業に就きながらも起業されたというところがまた凄いなと思います。自分が使うとしたら何かな…と考えましたが,やはりわんこのお椀がいいかなと。ランチプレートみたいなものがあれば使ってみたいと思いました。ありがとうございました。

 

○漆について全く知識がなかったので,漆のもつ特異性・可能性に圧倒されました。特に印象に残ったのは漆を採取する“殺し掻き”という方法です。せっかく成長して大きくなった樹をたった1年でキズをつけて取りつくしてしまうのは,かわいそうで残酷だとも思ってしまいましたが,だからこそいただいた命の恵み,貴重な財産に感謝していこうと思いました。漆製品をこれからたくさん使っていこうと思いました。

 

○松沢さんの浄法寺漆に対する想いが伝わってくる内容でした。茶道の稽古をしているため,漆器を手にすることは多いのですが,国産漆の75%を岩手県で生産しているとは知りませんでした。今回の講義をきっかけに,漆だけでなく,県内の伝統工芸に目を向けていこうと思いました。