読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

japanjoboji blog

浄法寺漆産業 一人社長のブログです。 漆の産地、岩手県浄法寺の漆や漆器のこと、その他いろいろつづります。

伊藤若冲「鳥獣花木図屏風」をモチーフとした漆ステアリングの製作と漆林の保全活動

f:id:japanjoboji:20161204154235j:plain

伊藤若冲「鳥獣花木図屏風」をモチーフとした漆塗りのステアリングを製作し、国内の漆林保全に活用するプロジェクトをクラウドファンディングで支援募集始めました!

https://camp-fire.jp/projects/view/13759

 

危機的な状況にある国産漆。国内で使用される漆の98%が中国産で、国産はわずか2%。文化財修理修復や本格的な漆器の製作には欠かせない国産漆ですが、非常に心もとない現状にあります。

このたび、アメリカ・カリフォルニア在住のジョー・プライス、エツコご夫妻のご支援をいただき、所有されているコレクションをモチーフとした漆芸のプロジェクトが始動しました。

 

ご夫妻は国産漆の現状にとても憂慮され、今回の企画に全面的に賛同いただきました。今回はご夫妻のコレクションの中でも最も有名な伊藤若冲の「鳥獣花木図屏風」をモチーフにしたステアリングを製作します。

 

なぜステアリングか。
数年前から弊社ではトヨタ自動車のアクアの漆塗装や、ステアリングに蒔絵をするなど自動車関連の仕事を行っています。これまでになかった分野への塗装でもあり、多くの方から関心を寄せていただいております。


現在はLEXUS「匠プロジェクト」のメンバーにも選出され、これを契機として危機的な国産漆の現状を伝えられるのではないかという思いがあります。

 

また、ステアリングは手で握るものであり、否応なく漆の質感をダイレクトに感じることができます。漆の魅力は見た目の優美さだけではなく、その触感にもあるのです。それに、世界中の人が見てもこれは自動車のステアリングだという分かりやすさもあります。

 

もちろん、今回のステアリングは実用向きではなく、アート作品としての製作になりますが、モチーフの一部を取り入れ、自動車の内装に実際に活用することを目標としています。
自動車以外の分野にも果敢にチャレンジします。

プライスご夫妻、そして多くの方々からのご支援をいただき、このステアリングの製作を契機として、日本の漆芸、美術、漆産業が元気を取り戻せるよう、皆様のご支援を宜しくお願い致します。

https://camp-fire.jp/projects/view/13759

 

漆の里はちみつ、好評販売中です!

f:id:japanjoboji:20161017115406j:plain

 

漆の里のはちみつ、販売開始です!

http://item.rakuten.co.jp/japanjoboji/h-0001/

 

「漆の蜂蜜?」

毎年6月中旬から下旬にかけて、漆の花が咲きます。白くて可憐な花ですが1週間ほどで散ってしまいます。その蜜をミツバチが集めた希少なものです。国内では浄法寺でしか生産していません。

今年から当店オリジナルのラベルで販売開始致しました。
今年は100%完全漆の蜜ではなく、開花時期が重なったために若干アカシア蜜が入ってしまい、百花蜜としての販売になりましたが、ほとんど漆の蜜です。ぜひご賞味いただきたいです。

これまで漆の蜜でかぶれたという話は寄せられていません。漆の樹液ではなく花の蜜です。毎年リピートで購入される方も多い、人気の蜂蜜です。

 

漆蜂蜜を購入いただいた、漆芸家の浅井康宏様から詳細なご感想をいただきました。

 

→浅井さんのブログ 

asai-urushi.com

パリで活躍した漆職人・菅原精造

f:id:japanjoboji:20161104155217j:plain

明治時代にパリで活躍した菅原精造という漆職人がいました。

その人はなぜか浄法寺出身と言われていたのですが、浄法寺の役場でも戸籍に記録がなく、全く謎の人物でした。

しかし、その素性が明らかになりました。フジテレビの元パリ支局長が執念で調べ上げ、このたび出版されました。

「パリの漆職人 菅原精造」
https://www.amazon.co.jp/…/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_gTfhybBD2B4YG

そして、残念ながら菅原精造は浄法寺の人ではありませんでした。
その出自は…

浄法寺の人ならよかったなあとちょっと残念に思う反面、パリでこれだけの影響力を与えた菅原氏のことが、東北人、日本人としてとても誇らしく思えました。

人間国宝・室瀬先生の講演会があります

f:id:japanjoboji:20161101201216j:plain

蒔絵の人間国宝室瀬和美先生が盛岡で講演されます。

本来は会員企業向けの講演会ですが、漆に関心のある方なら大歓迎です。事前申し込みが必要となりますので、興味ある方は私までご連絡ください。

みずほ銀行盛岡支店では定期的に取引先の会員企業との研修会を開催しており、その中で講師を招いての講演会を行っております。
今回は、漆工芸技法の一つである『蒔絵』の重要無形文化財保持者(人間国宝室瀬和美先生をお招きし、岩手県が日本一の生産量を誇る『漆』に関し、長い歴史の中で『漆文化』を支えてきた岩手県の役割や今後の可能性を、『漆と蒔絵の魅力 -漆文化を岩手から- 』というテーマで講演頂きます。

1.日 時  平成27年11月11日(金)
       講演会  午後3:00~4:30
       懇親会  午後5:00~6:30
                 
2.会 場  料亭「喜の字」 2階
       住 所  盛岡市松尾町6-1
       電 話  019-623-1351

3.講 演  講師 重要無形文化財保持者 室瀬 和美 氏 
       演題 『 漆と蒔絵の魅力 -漆文化を岩手から- 』

4.参加費  1名 10,000円
       (当日受付の際にお預かり致します。)
       ※講演会のみのご参加は無料です。
       ※事前の申し込みが必要です。

岩手日報「ひと」

f:id:japanjoboji:20161022093132j:plain

10月22日付け岩手日報朝刊「ひと」に掲載していただきました。

実は今回で2回目です。

1回載れば、次は載ることはないと聞いていたので、あれれという感じです。

大変ありがたいことです。

記事全体を画像で載せられないのでごめんなさい。

 

浄法寺漆塗りボールペン誕生!

浄法寺漆だけで塗ったボールペンが誕生しました。その名も"japen"。
盛岡の文房具セレクトショップ、Pen.とトンボ鉛筆岩手県工業技術センター、弊社がタッグを組んで作りました。
塗膜の滑らかさ、持った時の質感、書き味を多くの方に感じていただきたいです。

詳しくはPen.店主の菊池さんのブログで。

ご注文も承っております。info@japanjoboji.com

f:id:japanjoboji:20160712011828j:plain

ドイツの漆の本

ブラウンといえば、シェーバーですが、ブラウンのプロダクトデザイナーといえばディーター・ラムスです。

そのラムスが漆塗りのプロダクトを手がけたことはあまり知られていません。

ドイツで行われた展示会に出展されたのですが、職人や漆自体の魅力を伝えるという内容の企画展ということもあり、作られた図録も漆掻きから紹介されているのです。

図録製作にあたっては弊社が協力させていただきました。

その図録、限定販売で取り扱っていたのですが昨年から注文が増えまして、今回緊急にドイツから取り寄せました。

また売り切れること必至ですので、お早めにどうぞ。

ちなみに全編ドイツ語です。(表紙は日本語ですが)

f:id:japanjoboji:20140123141838j:plain