japanjoboji blog

浄法寺漆産業 一人社長のブログです。 漆の産地、岩手県浄法寺の漆や漆器のこと、その他いろいろつづります。

講演会のお知らせ

Japan Times Satoyama 推進コンソーシアム、地域おうえんフェス、ガイアックスの共催で、第6回地域おうえんBASH  Satoyamaカフェコラボ企画が開催されます。

3月8日夜、漆や現在のウルシネクストの活動について講演します!

日 時: 3月8日(金)19:00-21:00
・18:30 受付開始
・19:00-19:05 主催者から挨拶
・19:05-19:10 アイスブレイクタイム
・19:10-20:10 松沢プレゼン、Q&A
・20:15-21:00 実践者たちによるピッチタイム、交流会
・21:15 閉会

開催場所 
Nagatacho GRID 1F tiny peace kitchen
(東京都千代田区平河町2丁目5-3)

参加費: 3,000円(フリードリンク・軽食付き)

テーマ: 「里山に漆を植えよう ウルシネクストの取り組み」

主 催: 株式会社ガイアックス
     おうえんフェス
     Japan Times Satoyama推進コンソーシアム 

お申し込みはこちらから。
https://chiiki-ouen-bash-6.peatix.com/

 

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賢治と蟹

宮沢賢治の漆エピソード。蟹がかわいそう、というのがいかにも賢治らしいです。

(出典 宮沢賢治: 素顔のわが友 著者: 佐藤隆房)

 

蟹といえば童話「やまなし」。

二疋の蟹の子供らが青じろい水の底で話していました。
クラムボンはわらったよ。』
クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
クラムボンは跳はねてわらったよ。』

 

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国産漆保護に対する請願(明治時代)

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国産漆保護に対する請願(明治32年) この当時、青森県三戸町のほか福島県からも請願書が出されているのを確認しましたが、岩手のものは見つけられませんでした。

内川選手2000本安打記念のお椀を製作致しました

㈱オフィス・聖一様からご依頼をいただき、プロ野球内川聖一選手が昨年達成された2000安打記念のお椀を製作させていただきました。内川選手のお子様が描いた絵を忠実に漆絵と蒔絵による手作業で表現しました。

大変光栄な仕事となりました。この度はご利用ありがとうございました。

 

弊社ではこのような記念品の製作も承っております。お気軽にご相談ください。

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ウルシネクストの活動について

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お正月といえば新年恒例の皇居での一般参賀がありました。4月末に退位する天皇陛下にとっては在位中最後の参賀。早朝から長い列ができ、平成最多の15万4800人が訪れたそうです。

この一般参賀天皇誕生日など限られた日にしか開かないのが二重橋を渡ったところの正門なのですが、この正門が漆塗りであることをご存知ですか?
数年前に塗り替えられたばかりで、すべて国産の浄法寺漆が使用されています。毎年一般参賀のニュースを見るたびに気になっているのは私だけでしょうか。


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昨年は例年にくらべて漆関連の話題を多く目にしました。

日頃から漆に関するニュースをチェックしているのですが、地元岩手は漆産地ということもあり、毎月、毎週のように何らかのニュースが掲載されます。

それだけ地元特有の話題であり、関心が高いということの現れなのだと思います。

昨年の春、地元盛岡市郊外の山で漆の種まきをしました。岩手の漆といえば浄法寺を連想する方も多いと思いますが、かつては盛岡や県内の他の地域でも漆掻きをしていました。その名残りがある場所の一つが盛岡郊外にあるのです。
もともとは私と山主さんの二人で種まきをする予定だったのですが、ダメ元でFacebookで参加者を募ったところ、なんと15名の方々にお集まりいただきました。

盛岡の方はもちろん、東京からわざわざ駆けつけてくださった方、家族連れ、赤ちゃんを抱っこしたお母さん、林業のプロ、フリーター、さまざまな方が集まりました。それがとても新鮮で感激したとともに、可能性を感じた一日となりました。

その後の草取り作業でもその都度有志を募ったところ、やはり十数人の方にお集まりいただき、順調に作業が進みました。暑気払いや忘年会が開催できたことも嬉しい出来事でした。

もともと弊社は漆と漆器を販売しておりますが、代表である私松沢が実質一人で運営しています。楽天市場での販売も8年になり、皆様のお力によりここまで続けられることができました。
ただ、一人ですることの限界も感じており、最近は漆が不足傾向にある中で、漆の種まきや苗作りも手がけるようになると、手がける範囲が広すぎて手が回らなくなってきていました。

それまで苗木づくりを一手に担ってきた浄法寺の農家さんが今年いっぱいでやめることとなり、自ら漆を育てなければならなくなったのです。

そのため、冒頭でご紹介したように、盛岡市をはじめ岩手県内各地での漆植栽に着手したところ、多くの方の御協力が得られたこともあり、このほど有志による「Urushi NEXT」という取り組みを開始しました。

Urushi NEXTは漆を通じて、これからのあるべき日本と世界の未来を考え、そして自然と共生した持続可能な社会を作るプロジェクトとして位置づけ、日本の漆を増やそう、漆を活かそう、漆を使おう、漆を残そう、この4つのビジョンを元に取り組んでいます。
漆を育てるところから漆を使って生活や社会をより良くするところまで、いわゆる川上から川下までのイノベーションを目指す活動です。

HOME - Urushi NEXT ウルシネクストプロジェクト


我々の活動にご賛同いただきたくサポーターを募集しておりますので、ぜひご登録いただければありがたいです。活動のご案内や漆関連の情報提供を行います。

プロジェクトはまだ始まったばかりですが、岩手だけの取り組みではなく、全国、そして海外も見据えた活動です。今後どんどん活動の幅を大きくしていきたいと考えております。

また、国産漆だけではなく、海外産の漆を含めた漆文化の普及を目指しています。漆という素晴らしい素材を世界の方々にもっと知っていただきたいのです。

今後ともよろしくご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

新年からはじめる漆器のすすめ

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明けましておめでとうございます。
本年が皆様にとって幸多き年となりますようお祈り申し上げます。

日本人が最も漆器に触れる機会が多いのがお正月なのではないかと思います。お重におせち料理を詰め、ご家族やお客様に振る舞ったり、一年の始まりに屠蘇器で薬酒をいただき無病息災をお祈りし、お椀でお雑煮をいただく。漆器が大活躍する時期ですね。

現在はライフスタイルが多様化し、家族一同集まってのお正月はだんだん少なくなってきたかもしれません。
それでもお正月=漆器というイメージは根強いものがあります。

ハレの日に使う蒔絵などが施された高級な漆器も素晴らしいのですが、漆器は酸やアルカリにも耐えるとても丈夫な食器ですので、電子レンジなど少しだけ使い方に気をつければ普段づかいにとても最適です。
独特の色艶、持った時の質感、これをお正月だけに留めておくのはとてももったいないことです。

漆器の普段づかいをこのお正月から始めてみませんか?

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JALと共同開発した漆椀セット